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胡蝶の幻想 第五章


あれから日が暮れるまで私達は話した

と言っても、ほとんど私が話してた気がするけど


「幽々子殿、紫殿、晩御飯が出来ました」


晩御飯を盆に乗せて妖忌がやって来る


「あら、私の分もあるのね」

「食べていってね、紫」


藍には悪いけど


「んじゃ、ご馳走になるわ」


テーブルには肉じゃがや漬け物等色々食べ物がある

「「「いただきます」」」



楽しい一時


それは三人とも同じ気持ちで


それが永遠に続くと思っていた




――幽々子と出会って一年が経った――





あれから一年が経った

幽々子の屋敷には毎日行っていた

最近は藍も呼んで晩御飯を屋敷で食べたりする


「紫様、今日も行かれるんですね」

毎日の習慣にもなっているそのセリフ

「うん、行ってくるわ」

「行ってらっしゃいませ」

「行ってきまーす」


隙間を開き屋敷に向かう



そういえばそろそろ桜の開花時かしら




桜が楽しみだわ



~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

「あれ・・・・・・幽々子・・・・・・・・?」

いつもいる部屋に幽々子は居なかった


別の部屋かしら?

そう思い屋敷の中を回る


「あれ、紫殿」

「あら、妖忌」


一年経っても変わらない妖忌がそこにいた


「幽々子は?」

「あぁ、幽々子殿は桜を見るとかなんとか」

「行かなくていいの?」

「一人になりたいと仰っていたので」

「そう・・・・・」


じゃあね、と言って私は妖忌と別れる





私の向かう場所はただ一つ



~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

ここをあえて言うなら、桜の木の森

そう言えるほど私の屋敷の近くには桜の木がいっぱいだ



そして私はその”森”の中でも一際大きな桜の木の前に立っている




「・・・・・・西行・・・・・・妖・・・・」

その大きな木の名称を呟く


この西行妖こそ、死の元凶


「やっと・・・・・解った」


私はお父さんがここで死んで以来

この木はあまりにも多くの血を吸いすぎた

やがてより多くの血を吸おうと死へ誘う妖になってしまった


「皮肉なものだわ・・・・・ここで死ぬことが誇りだった昔なのに・・・・・今では誇りにすら感じられないわ」


西行妖の桜を眺める


他とは一際大きいだけなのに

他の桜と同じなのに

西行妖の本性を知ったら

それを”桜の木”とは見れなくなった



「西行寺の娘として・・・・・


     この能力を授かった者として・・・・・」



「西行妖を封印する・・・・!」





その時、背後で足音が聞こえた





~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


「幽々子・・・・・?」

西行妖を眺めてる幽々子に話しかける

気付いてなかったのか驚いた様子だった


「あ、あら紫・・・・・・  どうしたの?」

「妖忌から聞いて来てみただけよ    全く、幽々子がいないから探したわ」

「ごめん・・・・・・・なさい」

「いいのよ、私も幽々子と桜が見たかったし」

「・・・・・そういえば、紫と一緒に桜を見たこと無かったわね」


二人は西行妖の桜を眺める



「この桜はね、西行妖って言うの」

不意に幽々子が話し始める

「いつも春になるとこの木は満開になる為に人間を死に誘うの
   だけど昨年は死者が出なかった」


こちらに顔を向ける


「昨年に死者が出なかったのは紫、・・・・・あなたの結界のお陰よ」


「・・・・・・・・・あら、知ってたの」

「妖忌が言ってたわ」

「そう・・・・・・」

「死者が出ないのはいいわ、でも結界は根本的な解決にはならないわ」


幽々子がおもむろに西行妖に手を触れる


「だから、私は西行妖を封印する」

「幽々子・・・・・・?」

「だから明日は来ない方がいいわ」

「・・・・・」


ここからだと幽々子の背中しか見れない




「そうだ紫、今日は皆を呼んで屋敷で晩御飯食べない?」



声が震えていた・・・・・気がする



「・・・・うん」

「んじゃ、夕暮れ時に私の屋敷に来てね  楽しみに待ってるわ」


無理に明るくした口調だった

そして私の方に振り向く


「んじゃ、また後でね」

そう言って幽々子は屋敷の方に向かって帰っていった



私は幽々子の背中を見てることしか出来なかった






「嘘が下手ね・・・・・・・」



~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

「・・・・・・・」

幽々子が見えなくなる

「・・・・・・・」


なんでだろうか、幽々子の言っている意味を理解したくない私がいる


「・・・・・なんで・・・・・」



走馬灯のように幽々子との思い出を思い出す




「・・・・・勘が鋭いって罪なものね」



隙間を開く



マヨヒガの家には通じていない隙間を


「・・・・・・助けてあげるから・・・・・」





私の二番目の親友



そう、友達を超えた親友



今度は死なせない・・・・・・・・




―――胡蝶の幻想 第五章 終―――
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  1. 2008/08/16(土) 21:23:44|
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胡蝶の幻想 第四章

「・・・・・・様、・・・り様、紫様!」

「・・・・・・ん」


寝ぼけながらも返事をする

「紫様、朝ですよ!」

「もう一眠り・・・・・・」




・・・・・いや、今日は確か・・・・



「仕方ないですね、一時間後に起こしますよ・・・・?」

「・・・・・・やっぱ起きるわ」

「紫様、珍しいですね」

感心したような口調で藍は話す


「ふぁ・・・・・・」


欠伸をする


今日は幽々子のところに遊びにいく

何か差し入れでも持っていこうかしら・・・・・・



「紫様、朝食が出来ましたよー」

藍が朝食を乗せたトレイを持ちながら
卓服台に向かう

それを見て、私は寝惚けながらも歩く


「いただきまーす」
「いただきます」



「ねぇ藍」

「なんでしょうか?」


朝食の鮭を食べながら藍に話しかける

「差し入れって、藍なら何を持ってく?」

「うーん、・・・・・油揚げとかでしょうか?」

「却下、・・・・・普通の人なら何を持ってくかしら?」

「うーん、・・・・・お酒とかでしょうか?」

「お酒かぁ・・・・、ありがとね、藍」

「いえいえ」



幽々子は酒は飲めるかしら?

でも、酔った幽々子も見てみたいわ


酔った幽々子を想像して、クスッと笑う


「どうしました?」

「藍、今日は晩御飯に少し遅れるかも」


そういって、私はごちそうさまを言った


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

「ねぇ妖忌」

「なんでしょうか?」

「紫は・・・・いつ来るかな?」


紫、と呼んだ幽々子
人見知りの彼女が一度しか会っていない紫殿を”紫”と呼んだ。
その真実に妖忌は驚いた

「さてはて・・・・分かりませんな」



自分の能力に気付き、人を拒絶し
関わりを持とうとしなかった幽々子

その姿は昔の幽々子を見ているようだった


「ねぇ、妖忌」

「なんでしょうか?」

「料理作れるよね?」

「多少なら・・・・・」

「今日いっぱい作ってね」



微笑む幽々子

その笑顔はいつものような仮初めの笑顔ではなかった


「はい、精一杯作らせていただきます」


妖忌も幽々子につられて微笑んだ

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

「んじゃ、行ってくるわ」


片手には酒、もう片方の手には傘と奇妙な格好をしながら私は隙間を開いた

「行ってらっしゃいませ、紫様」


藍はその言葉を聞き、私は幽々子の屋敷に通ずる隙間に入っていく






―――― 今日は何をしようかしら・・・・・・・・・?







~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

「こんにちは」

幽々子屋敷のなか


中に入るのは始めてだ


「こ、こんにちは・・・・・・・」


驚いた顔の幽々子

やがてそれは輝きに変わる


「凄い、どうやったの?」

「私、妖怪だから」

答えにもならない事を話す


「妖怪・・・・・さん、でしたか」

「貴方といい妖忌といい・・・・・・・」


思わずハァと溜め息をしてしまった

「妖怪だって良い奴もいるのよ」


私に当てはまるかは別だが、この話は何度目なのだろうか


「それより紫」

「ん?」

「そこから出てきて、一緒にお茶でも」


あら、いけない



「よいしょ」


隙間から出て幽々子の向かいに座る
座布団がふかふかだった


「あれ、妖忌は?」

「妖忌なら料理のために買出しに行ったわ」


庭師というより雑用だと思ったが言わなかった


「ねぇ紫」

「なに?」

「紫が来るのを楽しみにしてた」

「私もよ、幽々子に会うのが楽しみだった」


そんな恥ずかしい事を言ってクスッと笑う二人



「私達、友達かしら?」

「友達よ」



そう言った瞬間、幽々子の表情が曇った


・・・・気がする


「本当はね、この屋敷にもたくさんの人がいたんだ」

「うん・・・・・・」


懐かしむように話す幽々子

「でも・・・・・ある日、病に倒れてなくなった人がいた」

「・・・・・」


「それは・・・・・・妖忌のお父さんだった  
   
 それから次々と私の前から人が消えていったわ」



俯きながらも幽々子は続ける



「ついには気味を悪がり屋敷を出て行くものも現れた    ・・・・・・その時にはお母さんも死んじゃったから何をしたらいいか分からなかった」


「そうして屋敷には妖忌と私だけになったわ   ・・・・・巷では私を『死に誘う女』・・・・・・そう呼んでる」


「紫、それでも友達になってくれる・・・・?」



俯いていた幽々子が私を見つめる






「当たり前じゃない、幽々子と私は友達よ」



そう言って私はにぃっと笑った




「本当に・・・・・・いいの?」


余程苦しかったのだろう、涙を浮かべる幽々子


「私で良ければ」

「あ・・・・りがと・・・」

「ほらほら、泣かないの」


そう言ってハンカチを渡す
ハンカチで涙を拭う幽々子


「ずっと、友達だよね?」


落ち着いてきた幽々子が私に訊く



だから、もう一度言ってあげる



「当たり前じゃない、ずっと友達よ」


そしてまたにぃっと笑って見せる



――― ずっと友達よ、幽々子。 ―――





 -胡蝶の幻想 第四章 終-
  1. 2008/07/30(水) 21:56:13|
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胡蝶の幻想 第参章


「昔一人の歌聖と呼ばれた男がいた」

懐かしむように話す妖忌

「それはとても素晴らしい歌をお詠みになった

その歌聖はここ、西行妖の元で息を引き取った

それからだ、この桜の木の元で死ぬという人が現れた」


「どうして?」


「歌聖が息を引き取った場所  自分もどうせ死ぬならこの桜の木の元で死のうと考えるものが出た

・・・・・・死者が増えるごとに桜の木は大きく、そして妖怪や霊魂を呼び寄せた


そして、人間は気味悪がりこの桜の木、西行妖に近づかなくなった」


「なるほどね・・・・・、って今年は死者が出たのかしら?」


「いや、まだ出ていない」

なら、この状況は危険じゃないのかしら?


「妖忌、もう日が暮れたわ」

「・・・・・・・・!」



私の言葉に気付いたのか、妖忌は辺りを見回す

”異形”と呼ばれる妖怪達、そして霊魂



「これが妖怪なんて、東洋の妖怪は魔物かした?」

「紫・・・殿・・・・・・?」


「妖忌、私が”いい”と言うまで目を瞑っていなさい」

「どういうこ・・・」

「いいから」



刀を握りながら妖忌は言われた通りに目を瞑る






まさか、私が人間の味方なんてね

おういう風の吹き回しかしら



迫り来る妖怪達




懐にあった扇を出す




――笑った気がした――






      結界「生と死の境界」





「いいわ、目を開けなさい」

恐る恐る妖忌は目を開ける


「・・・・・!? これは一体・・・・・・」


無数の妖怪が一瞬にして消えたのだ


「境界を弄ったから、今日くらいは妖怪が来ない筈よ」

「紫殿がやったのか・・・・・・?」

「まぁね」

「妖怪が、人を助けるなど・・・・・・」

「だから妖怪にだって良いと悪いはあるわ、何度も言うけど偏見は持たないことね」


うんざりしたように話す


「すまない、妖怪には良い思い出などないからな ・・・・・助けてもらい感謝する」

「どういたしまして」



幽々子といい妖忌といい



仮初めの笑顔なのかもしれない




「フフッ・・・・・」

「紫殿・・・・?」

「幽々子の笑顔が見たくなったわ」

「紫殿」

「ん?」

「幽々子殿の、友達になってくれないか?」



妖忌が私を見ながら話す

もう一度私はクスッと笑う

そして満開にならない西行妖を眺めながら



「もう友達よ」



と、呟いた



「明日も来るわ」

「・・・・・・・そうか」

「ねぇ妖忌」

「なんだ?」

「いつまで留まるつもり?」

「・・・・・?」

「まぁいいわ、んじゃまた明日」

「ああ、分かった」



私の家に通ずる隙間を開く

これには妖忌も驚いたようだ


「じゃあ、また明日」

「あ、ああ・・・・・」



そう言って私は隙間に消えていった




「ただいまー」

「おかえりなさい、紫様」

藍が玄関に来て挨拶する



「・・・?紫様、なんだか嬉しそうですがどうしたのですか?」

「ん、そうかしら?」


それより、晩御飯まだー?と聞いてみる
藍の事だ、危険です!とかでも言いそうだからやめた

「はいはい、分かりました。今すぐお持ちしますね」

そう言って藍は台所に向かった


一方私は、年中稼働している炬燵に入る



「紫様、お持ちしました・・・・・・って、寝ないで下さい!」

「あら、早いわね」

「紫様が急かすから・・・・」

「いただきまーす」

「あ!?」





そんなこんなで私の一日は終わる


明日が楽しみになっている私がいた




――――― 第参章  終 ―――――







続きが出来たのでうp
  1. 2008/07/23(水) 23:05:36|
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胡蝶の幻想 第弐章

辺りは静まり返り、そして屋敷が建っていた


藍が教えてくれた場所
それがここ




玄関から入るのは慣れていないため隙間を使い、中に入ろうとする


「あの・・・・・何か御用でしょうか?」


その声にハッとし振り返る

・・・・・そこには私と背丈が同じくらいの少女がいた

その少女は着物を着ていて、どこかのお姫様の様だった


「もしかしてあなたの家?」

「そうですが・・・・何か?」


と、するとこの少女が噂の死を呼ぶ少女?  
少なくても私のイメージとは掛け離れていた


「ねぇ、貴方の名前はなんて言うの?」

「・・・・・西行寺幽々子と申します」


その名前を心の中で復唱する

「あなたは・・・・・?」

「私は八雲紫よ、よろしくね」

傘を片手で持って、もう片方を差し出す

それを見て幽々子は一瞬驚いたが


「よろしくお願いします」

直ぐに片手を差し出し、握手をする



幽々子の笑みにつられて私も微笑む


疑問に思う



何故



・・・・・彼女は危険な能力を持ってる筈なのに
・・・・・彼女は人から恐れられている筈なのに



なんで笑っていられるんだろう・・・・・・、と



「ゆ、幽々子殿、ここにおられましたか!」

その声を聞き、振り返る二人

そこには銀髪の体格の良い男がいた
刀を携えている事から剣士だとう

「あら、妖忌どうしたの?」

妖忌と呼ばれた男は軽く頭を下げた


「幽々子殿の帰りが遅いので迎えに行こうかと・・・」

「ごめんなさいね、妖忌」

「いえいえ・・・・、してその方は・・・?」

私を軽く一瞥する。

「彼女は紫って言って、さっき会ったの」

「左様でございますか」



「よろしく」

「よろしくお願いします、紫殿」

「あら、何も改まらなくてもいいのに」



「彼は魂魄妖忌と言って、庭師をやっているわ」

「庭師・・・・・?」

「そうよ」


不思議な庭師ね、その刀で・・・・。


あら、この庭師の刀、業物ね。



藍、晩御飯少し遅れるかも


この刀、”どっち”だろうか?

まぁそんなことはいいや
ということは、この庭師が幽々子のボディーガード的な存在ということだろう


「ねぇ紫、貴方の傘綺麗ね」

「へ?ぁ、ありがと:

考え事をしてたらいきなり話しかけられた


くるくると傘を回してみる

目を輝かせる幽々子



それから色々と話をした・・・・。


「幽々子殿、そろそろお体が冷えますので・・・」

「分かったわ」



私の方に向き直る


「ねぇ、紫   明日も来てくれる?」

「うん、来てあげるわ」


フフッと笑うと幽々子は妖忌に案内されて屋敷に帰っていった


辺りは薄暗く、太陽が沈みかけていた



幽々子を見送り、一人になる


「それにしても・・・」


辺りを見回す


「綺麗ね・・・」

回りは桜の木でいっぱいだった



少し歩いてみるのも悪くない

そう思い、歩き始める



どうやら私は運が良いらしい

桜は全部満開だった



「・・・・・・凄い・・・」




奥に進むと一際大きな桜の木があった


その桜の木だけ、蕾だった



遅咲きなのかしら?




いや




ピリピリと肌に感じるこの力



「血を吸いすぎたようね、この桜の木は」



桜の木を見てるとふいに、聞き覚えのある声がした




銀髪の・・・・・


名前は確か・・・




「あら、魂魄妖忌さん」

「紫殿、帰られたかと・・・」

「桜が綺麗だったから長居しちゃったわ」



二人は大きな桜の木を眺める


ふと妖忌が尋ねた


「紫殿、貴方は人間・・・・・・か?」


桜の木を見ながら妖忌は刀の柄を握っている。


やれやれ、妖怪も大変だわ

「ご名答、私は妖怪だわ」


「幽々子殿を食らうつもり・・・・・か?」


その言葉にクスッと笑う


「食べないわ、ただ彼女に興味は持ったわ」

「・・・・・・」

「死に誘う能力を持っているのに、笑っていける彼女」

「・・・・・・」

「それが不思議なのよ」

「紫・・・殿・・・・」


妖忌は刀の柄を握るのを止める


「紫殿、妖怪なのに何故そんなことを・・・・?」

「あら、妖怪だからって友達ぐらい欲しいわ」

偏見は持たないことね、と付け加える

「本当に、幽々子殿に何もしないのだな?」

「悪いことはしないわ」

「そうか、なら安心した」



「ねぇ、妖忌さん  この桜の木は何なの? この桜の木は他の桜の木と違うみたいだけど」

妖忌が静かに、しかしハッキリした声で話す



「これは西行妖と言ってだな・・・・・・・」



―――第弐章 終―――




   ::::::            ,.へ.    \____/ /
    ::::::::::     ______,. '",.--、 ',     // ̄
:::::::...  _,,.. -‐ ''"´  /  !. (ンノ i  _/⌒ヽ   、
::  ,. '"      ___,.'---ァ-,`二´  ト.、 :::::::  〉、___/
 /     r-‐'_ァ='‐─'-- 、__7-‐7ヽ、ヽ. /⌒ヽ(
/     r'´>'"          ̄ `ヽン-!、 ::::::: Y
  _,.r<「/     /__」. - ハ   i  ヽ/ァ ::::::::::: ::::
-'‐r'´ /  /    /i  ハ__ /:::i   ハ   Y」 :::::::::: ::::
 /   ,' .,'  / /:::!ァ'⌒ヽ/:::::|  /-、   '! ::::::::::  ::/
./   i  i   ,' /::::/  /り:::::::::| ハ」_|  i. | 人___ノ
    |  !/レi::: '  し'   ::レ'´ァ'ハ|  ,ハ !く
   ./レイ   7 ,,  `''        ,!リ/|/ハレ' i    __
     i   i   u  ,.- 、,_   ゞ/  .iヽ! ノ   | |
/   /|  |.     /    ヽ7   !   | Y     | |
 /  //!.   |     !    /  ,イ   ハ i     |  |
へ_r、_/ |ハ. ',  ,、  ` ー- ' //.|  / レ'     |  |
__r'">へ `ヽ! /ヽ`i>=-ァ'´ ./ レヘ(ヽ/      |  |
     ヽ`'、ー-、7  /ヽ、レ'、!/レ'::::::::、ノ       |_|
        `ヽ/(>)/   7ヽ. ::::::::::::: )       _
ヽ        / ,. '´ ̄ヽ,'" ̄ン、_:::: ∠_       |_|
ヽ.       ノ´ ̄_ヽ'ヽノ/´,,. -、7::::::::ヽ.    
ヽへ ヽ  ,/´  /´ ´ /,. '´ ,. -'iハ::::::::::::i    
└へト、//   i      /,.、/」 |:::: ::::::|    
   ヽ>/    ノ     // i  |::: :: ノ
みょんな感じで弐章終わらせてしまった! 
昨日更新できなかった理由: 寝転がったらいつの間にか朝だった
  1. 2008/07/19(土) 18:06:45|
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胡蝶の幻想 -第零章- {あらすじみたいの}


事の発端は私の式神である藍が

藍「白玉楼の幽々子様が西行妖を満開に咲かせようとしてるようです」

という噂を聞いたからだ


隙間を使えば簡単に行けるのに、何故か私は隙間を使う気分にはならなかった



西行妖が満開になれば、もしかしたら・・・・・・。




そんな考えも浮かんでしまう。


紫「変わってないのに変わったなんてね・・・・・・・」


そんな意味深な台詞を呟く



――それは何十年も前に遡る





紫「死に誘う女?」

噂で小耳に挟んだ藍が私に報告しに来た

なんでも、近寄ると死ぬんだとか

紫「・・・・・面白いわね、その女、何処にいるか分かる?」

藍「紫様、・・・・危険です」

紫「大丈夫よ、死にはしないわ」


死の対象は妖怪にも当てはまるのかしら?


そんなこんなで藍に居場所を突き止めてもらい、隙間を開く


紫「晩御飯頼むわ、藍」

藍「・・・・・・はい」


藍の返事を聞き、隙間に入る


死に誘う女・・・・・・か



胡蝶の幻想 -第零章-  終





         /ヽ._,,,...,,,__
          ,. -‐/ @ ':,:.:.:.:.:.:.`"''::...、
         ,.':.:.:.:,'-‐r-‐‐'、_ノ_.:.:.:.:.:.:.:.:`ヽ.
        ,ゝr,ァ'-‐'"´ ̄`ー-く二ヽ-、:.:.:.:.)
       i´:.ァ'´, !  !   ; __ i  `ヽ、>ーヽ、
       `ソ / ハ- ,ハ  /!._L」;、  '; i`iー-r'
       i  ';  !,ァメ, ∨ ´iノ !ハ ,ハ!    '、
        '、. i ,ハ.! iソ     'ー'’ ,レi  !  ';  ヽ.        
         )レ'ヽ!,,´ ' __    "" / i ';   i _,ノ〉      新小説
        ´く).ハ、 ヽ' `)   ,:' ;' .,ハ  レ'i_ノ  ,'´`ヽ.   「胡蝶の幻想」
         ( ;'  ,ノ>、,__,,. く ! ./_/V!_r'-'    !    ',     うpしました
          `!/V´ヽ,.イ !_ /レ'  `'7ァ-.、     ',.   i
       '⌒ヽ.   ,.,.イソ l_//  / /ソ:.:.:.:.ヽ.    !   !
    (`':、      `r/:.:.}! /ムヽ   , ,イ/_;,:.:-‐-''i、_,ノ   .ノ
  ,.-‐'-、 ヽ、、_  /`'ー}レ'(ハ)ヽ、rイ/:i  _,,,...,,,_ソ`' ー ''´
  >ー‐ ソ ハ`ヽ.`/:.:.:く/L>.:.:.:´:.:.:.Y''"´    〉
  'ー‐'ソ (_,.イ! i:.:.:.';i:.:.:.:.:.}{.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:;L__,,..-r‐ァイ__
    i'r'´:::::!| ;:.:.:.:.ゝ、;__;}{、:.:.:.:.:.:.:.:;.:イ:!:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ::ソ  

        // ̄ヽ、─-//、 ̄l |  
      /〈〈   、 `〈_k  ヽ| |  
     /  、`ゝ-r'^ー'yへ`、,._!/、     今回のSSではゆかりん2度目の
      i  、r'、_,.-'"´, ̄ , `"'ヽ,ヘ>  本編出演 
     'r,ィ´ / /__i_,ハ  ハ,__ i ハ i          
     〈イ レヘイ -─ レ' --ヘノ ハノ       この話ではまだ橙が   
      Y´ | | "  ,. -‐┐ " |ソ   /〉    いない時のお話なので   
      ゝ、 |.ハ   i    | ,.イ〈  / /_つ  橙の出演はないのです
        ノヽ|,r>'ー‐r´ィ´ ̄`Y ,   -、ヽ  
       〈/´ ,.イ/}><{/   、し⌒'='^ー'´  ちぇええええんの人
      }>,<{ |7::::::::::|7、_  ィ〈イ` ̄/||      すみません(゚Д゚)
      〈ノ / |l:::::r'"|l  / ̄ヽ、l|::::::/ ||        
       /  l|:::::ゝト| 〈|   ヽ、二/  
      rく  ,イ|::::::::::l | ハ     ̄    とりあえずあらすじうpの後
     「へヘ,7 ||___:::::| |   'ヽ、       
     // ,ィ7´|| oヽ;| |   ', `'ーr、    ちゃんとしたお話に入りますので
    ./ /./  |ト、____!| | ',  ヽ、 _Y 〉  生暖かく呼んでくださいね
   //,.rく / ||o  ノ| |  ヽ   >、「      
  (フ´  ヽイ、_,|lニ二__|」__r、_〉-iイノ      
        ト-'7`'ー'^'ーヘ_r'-|´ ̄   
   .....:::::::::::!二!::::::::::::::::::::'二!:::::::.....  
  1. 2008/07/17(木) 19:54:16|
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軽く自己紹介

きつね

Author:きつね
職:高校1年生
属:かなりのドS
能力:小説を書く程度の能力
弱点:絵柄を固定できない程度の能力
好きな人物:小悪魔 幽香 地霊殿組

東方の小説をちまちま書いております^^

pixivやっています

最近では小説の文と文の間に挿絵とか
入れてみたいなぁ と考えていますが
自分の画力の無さに 完敗

まぁ、とりあえずネタが尽きるまで書き続けたいですね

このBlogはリンクフリーでございます 
相互リンクの方はコメントを残しておいてくだされば対応しますよ

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