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       幼き結晶雪-最終章-


いくとて冬は廻る。

それは春にも言えることだ。

一年を通して平等に廻る。

それは無常にも過ぎていく


季節によって喜ぶものもいれば当然妬む者もいる

そして気付く。

時間は平等であり、いかにしてその時間を有効に使う、かを




それは無常にも過ぎていく時



春を告げる妖精、リリーホワイトはとある山で目を覚ました。

リ「ふぁ・・・・、私が起きたということは・・・・」



春を告げなくてはならない。



昔から私はいつものように春を告げていた。
苦もなく、伝えることが私に課せられた仕事。

春が来たと喜ばせる
それが私の生き甲斐

だが、春が来て悲しむものもいる。
最初は仕方ない、で済ましていた。


しかし、毎年暗い顔を見ると心が動かされる。



だからといって、何も出来るわけがなく。


リ「はぁ・・・・・・・鬱にになっちゃうなぁ・・・・・」

妖精がため息。

ふふ、これが、五月病かな



そう思いながら白い羽根を広げ大空に向かって羽ばたいた

それはチルノと遊んでるときだった。


チ「どうしたのレティ? 弾幕が薄かった気がするけど」

レ「そ、そうだった?」


と言い返したとき。
最も聞きたくない声を遥か上空から聞こえた。

リ「レティさーん」


白い衣を羽織った春の妖精。


リリー・ホワイト



リ「レティさん」

地面に降り立ち、私に目線を合わせて話しかける。


リ「春です」

春を告げる妖精は淡々と話す。
用件だけを。

リ「レティさんには消えてもらわないと春が来ないんです」

後ろからチルノの声がする

チ「・・・・ぇ、消えるってどういうこと?レティは・・・・・消えないよね・・・?」


普段強気な発言も、今のチルノには強気の発言が何一つ無かった。
困惑だけだ。

レ「私は・・・・・まだ、冬を終わらせたくない」


私の思いを、覚悟を


リ「そうですか・・・、レティさんならいつか言うと思ってました」

リ「ですが・・・・、私がはいそうですか、と言えるほど簡単にいかないのはわかってますよね?」

多少、俯き加減の妖精が話す。

レ「だからって潔くやめる私ではないけどね」

覚悟はしてる。


リ「仕方ありませんね・・・・・・・」

リリーは残念そうに話す。



リ「レティさん、貴方には・・・・」

また、リリーは目を合わせる。




「力づくでも消えてもらいます」

______________________________________________________________


リリーは羽根を広げ、すぐに弾幕をはれるように準備する。

私はというとスペルを使うタイミングを測っている


先に口を開いたのは私だった

レ「消えるのは貴方よ、リリー」

そう言って弾幕を放つ。

相手が本気と察したのだろうか、リリーも勢いのある弾幕を放った。


両者、弾幕をスレスレに避け、弾幕を放つ。


その光景にチルノは言葉が出なかった。

両者の存在を掛ける戦いだった


レ「く・・・・・・・、やはり春の妖精は一筋縄にはいかないか」

リ「そこまでして、貴方は・・・?」


ふとリリーの攻撃が止まる。

レ「死んだら、冬になっても此処に戻ってこれない。 そこまでして、貴方は何を・・・?」

その言葉にレティの攻撃も止まる。


空中に漂う二人の影。


そして、レティがクスッと笑う


レ「どうしてかな・・・・、いつも従ってることに嫌気がさしたからかな」


いや、違うか


レ「私だって、わがままの一つくらい」




スペルカード、セット







聞いてくれても・・・・・





「冬符」



「ノーザンウィナー!」


ありったけの力を注いで・・・・。





「な・・・・・・っ」


その言葉を出したのはリリーでもチルノでもなかった

スペルを発動した私

レ「ありったけの力を注いだのに・・・」


レティのスペルはスペルというよりただの弾幕に近い攻撃だった


呆気にとらわれている私にリリーが話す。

リ「レティさん、重大なことを一つ忘れています」

リ「私たちは四季の恵によって強くなる」


リ「あなたの力の源である冬の恩恵はもう無いに等しい」

そして、長い間言わなかったことを


リ「私を倒しても何れ、春はやって来る。 必然的に」

リ「レティさんのやってることは・・・」


レ「無駄じゃない・・・」


リ「やったって覆すことが出来ない。無駄なんです」

レ「・・・・・・・そう」

力無く、レティは空中から雪の地面に落下した

それを見たリリーが助ける。


レ「ねぇ、リリー」

リ「なんでしょうか」

レ「雪の上で寝かせて」


消えてもらう一番の近道と悟り、従う。

レ「はぁ・・・また、次の冬まで待たなきゃいけないのかな」


するとチルノが寄ってきた

チ「レティ・・・・・・消えちゃうの・・・・・?」

レ「大丈夫よ、私は、消えない」

チ「本当?」


レ「うん、本当よ」




雪が降ってきた




チ「・・・嘘」

レ「嘘じゃないよ、次の冬には・・・」

チ「それまであたいは・・・・・」

レ「あら、泣いてるの?」


体を起こし、小さなチルノをそっと抱く。



レ「これ、チルノが持ってて。」

チ「でも、これって」


レティの結晶のブローチ。
レティはそれをチルノに付ける。


レ「いいのよ、次の冬には返してもらうんだから」

そう言ってクスッと笑う

チルノにも笑顔が戻る


チ「ありがと」


その光景を遠くからリリーは見ていた。


・・・私の一言でレティさんの戦意をなくした。

それも、一本の糸がポツリと切れたように。


最初から負けることを知っていた、或いは・・・・・・


レティの言葉を思い出す。

リ( わがまま・・・・ですか?)

レ( 私だってわがままの一つくらい・・・)



私は・・・・・、

春を告げることで消えていく。


羨ましいのは・・・・・


レティさん、私はあなたが羨ましい・・・

あなたには友達がいる。
泣いてくれる友達が。

(出来ることなら、私だって季節という螺旋から抜け出したい)


だけど、それは無理な話。





―――春を告げる妖精は一人静かに涙をこぼした。





・・・・そろそろ時が来た。


消える ・・・・時



チ「れ、 ・・・・・・レティ?」


チルノが恐る恐る聞く。

レ「そろそろお別れね」

チルノの真っ直ぐな目を見ないで言う


チ「そんな・・・・レティが消えるなんて」


チルノに背を向ける。

レ「前の冬は待ってくれたよね」

チ「ぁ、あれは・・・・」

レ「次の冬」

続ける。

「次の冬まで私を待ってくれる」


「ししょーの言うことくらい聞きなさい。」




ふふっ、と笑う私。


それにつられて涙目のチルノは笑う。

寂しいながらも幸せなときは過ぎていった。




自然に零れた涙を拭うとそこにはレティとチルノが私の前にいた。

レ「今年の冬に未練は無いわ」

キッパリとした口調でレティは話す。


リ「いいんですか・・・・?」

レ「いいわ」


彼女は覚悟を決めた。
なら私もそれに応えなければならない。


リ「なにか、言い残す事は?」


レ「強いて言うなら、チルノ」

横にいるチルノに顔を向ける。

レ「次の冬まで待っててね。」

ニカッと笑うレティ。

チ「あたいは心が広いから次の冬くらい余裕よっ!」

二人の間に和やかな雰囲気が出る。


が、それも長くは続かない訳で


レ「リリー。お願い。」

リ「・・・分かりました。」


すーっと深呼吸をする。

まだ空気は冷たい。






リ「レティさん」





太陽が雲の間から覗く。






  「春が来ましたよ。」


レ「春ね・・・・・・、次の冬こそは長いといいなぁ」

と徐々に消えていく体と裏腹にレティは最後まで微笑んだ。



「また、次の冬に会いましょ」


―――そう言い残し、レティは消えた。





チルノはずっと空を見上げていた。


そこにレティがいるかのように。


私も空を見上げた。


いつの間にか雲は消え、雲一つ無い青空が広がっていた。


リ「では、私は春を告げなくてはいけないので、失礼しますね」

チ「うん」

返事を聞き、白い羽根を広げて飛び立つ。




これが私の使命。


リ「幻想郷に春が来ましたよーっ!」







fin

  幼き結晶雪-最終章- 終わり








     , -‐ 、, -─-- 、.,_
        ,.i (:::)!       `ヽ,. -、
       ./ ゝ-‐'     _____  !. (::)
     _,./__,,. -‐ ''"´ ̄ ̄`"'' .、`ヽ,ー:'
  ,. ''"´ /´ / ;'  _;'_;'_ !  /!  ;`ヽ,ヽ、
  '.、  .;'   ', i ´ハ_」_/|/ ! メ! ,!ヽ,. ヽ.
    `Y    i Vレ'7´;' ,ハ   レ'_」ソノ., ',   ' 
   _ノ     i ,ハ i. '、_ソ    ;',ハY.ノ i   i 「 これにて
   `.>'    (__⊂⊃       '、ソノ!イレ'  ノ | 幼き結晶雪のお話は終わりです
   ∠._   ノ  | |、   ,.-┐  ⊂!_)‐''"´ | どうだったでしょうか?
     レ'´ヽ、 ! iソ>,、.,,_  _,,. イ |ヽ.   <なんかリリーが悪役みたいに
         'ァ|  !>;`ヽ、「、,ハ.|  !ヘ)     | なっちゃいましたね^^;
         / !  !、::ヽ、.,___ノヽ. !  |       |リリーファンの方
       ,:'  `ヽ! ';::::::::ヽ::`'; 'レヘ!      Lすみません><; びぇ
       / _,,. -‐rァ-、::::::::::r‐''i7ヽ、
      ;' ァ'´   i,/ ̄`ヽ;:::`i、,| !  ';
      !     | !_____,r'::::::::|:::「i  i
      `ヽ.    「!::::::::!|--‐-ゝソ   !
        ,.ヘ   ',ゝ、ノ/:::::i:::::::'、.,__ノ
      /:::/`'';ー--‐'/::::::::!::,o-oヽ.
     く:::::::/:::::/ ,.-r'::::::::::::::;::'ニニヽ::;ゝ
 

              , -―┐           /す 長 え
             /三三 |           | ま く |
r――-  .._   r―.、/三三三 |          │そ な と
{三三三三 :>ヘ. -┴ ‐- ニ.三|          │    り  、
\三三三.> ´        ` マ         │   ま や
  ヽ 三/             \           |    し た
   ヽ/      l       l     ヽ        |   た ら 
   ,′    l 八     } ハ    ',     /    ね 縦
   |     八j  ヽ   /lノ ',.    }        ̄|   w に
    |     /  ┃ ヽ.ノ ┃ V  N        \___
   |    {.   ┃      ┃ !  く
   ノ     \          {  ハ
  {        ゝ  , ― 、  ..イ  !
   \{\_.jヽjへ> .`ニ ´.<l ハノlノ
         \ k_(つ'i(つ
        ∠ ,く// i ゝ
         `!,ンィン"´  

     ,ヘ、_
     r‐';:::::::゙7    たーべちゃうぞー♪        
   ,r‐':;;ハ:::;;/-‐゛"`ヽー‐-;;_   __  
  ./::/::::::::/~__,ゝヘi、_rヘ,_''  ),, / l
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 ,ヘ, ヽ<ハ; |イハ l.レイハ iハ⌒/ 人_
 '、 '、-‐<レ|/○`'  ○`'λ ̄ヽレイム  マジで久しぶりの
  >、ソフミリアi ""r-‐‐v,""イ `´゛-イ   拍手コメ返し!
  <-、ソ,/ノイ |lゝ,ヽ、__,ノ_ノ j   ,,,.‐'\   
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訪問感謝です!!素晴らしい小説ですね・・・・思わず絵に起こしたくなるくらいですよ・・・!!相互リンクですが、もちろん!こちらからお願いしたいくらいですよ!こちらからは張らせていただきますね!これからも、よろしくお願いします~!

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        レ| l  | ,.イ-ーニノト.ー 、i |    
         .| l ,.ヘ、ニ_ノノ  `ヽ !
         .|. / //不\ヽ    `ヽ
訪問こちらこそ感謝でございます^^  それに家の小説を読んでくださってありがとうございます;;
>素晴らしい小説ですね・・・・ (ry
素晴らしいだなんて・・・その言葉だけで感謝いっぱいです もう元気イッパイ!

もうなんか11日ぶりのコメントなのでテンションあがりまくりw

>>相互リンクですが、もちろん!こちらからお願いしたいくらいですよ!
本当ですか!? どうもありがとうございます><; 
 これからもよろしくお願いしますね!


            _,,... -─- 、.,___
        ,.- 、/´       `ヽ、 __
       _,,.! ‐'' "´ ̄`"'' ー- 、.,__   7´:.:.:`ヽ.
      ;´         __,,.. -=ニ二i:.:y⌒ヽ:.:';
      ';   __,,..-‐:.''" ̄.:.:.:.:_」__';:.:.::.':;8:.:.::.ノ:.:.:i
      ;'^y'´.:.:.i:.:.:!:.:__」_ト、:.:.:.:.!:._」_:.:.:i:.iニ.:.:.:.::.:.:!、      
      ):/:/:.;':.:!:.:.!.:.:__!;」 ヽ,ァ´,.‐,、ヽ|:.ト、:.:.:.:.:.:.Y     
     〈:.:レi:.:.i:.:.:';:.:!ァ´,-、     ト-' リ 〉:.リ:.ヽ、:.:.:.ヽ.,     
      ヽ:i_;ハ__;:ヘハ ト' !    'ー' ´ |:.|:.:.:.!ハ:.:.:.:.:iヽ.    
      7´:.ノ /:./!` `'´     "'u'ソ:.:!:.:.:.:.;ハ.:.:.:ノ:.:.;ゝ
      レ'´、_,!ィ':人''"   ⊂⊃  ,イ:.ノ:.:.:.ノ レ'"ヽ、ノ
      ´    )ノ:.:.:ノ> .、..,___,,. イ、レ'レ'"_,,..,,_
          )ノ´  ,.rイ!、__,.イ_  >ァ、:::::::::`ヽ.
              ,rく  /Mヽ.   r'ン  `ヽ、:::::::i
えー・・・っと  今回で「幼き結晶雪」は終わりますがちゃんと次のお話はありますので
一日一章というスペースで毎日更新していきますよ!
射命丸主人公の「”私の”幻想郷」 幼き結晶雪よりかは短いです 思いっきりね
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  1. 2008/06/30(月) 23:29:52|
  2. 東方ミニ小説(SS)
  3. | トラックバック:0

     幼き結晶雪-Ⅱ-

気が付いたらもう冬だった

あの妖精は変わっただろうか?

そう考えるだけで楽しみだ。

そういや弟子取るんだっけ

・・・・・弟子・・・・か

私が気が付いたときには辺りはもう夜だった

半年以上体を動かしていないので少し歩く

レ「流石に一年じゃ何も変わらないか・・・・」

辺りを見渡す。
いつものように同じ光景が広がっている



レ「・・・・ぁ」


いつもの癖で夜空を眺める。
そしたら、雪が降ってきた
夜空を『白』に染めようとする

私にとっては雪が降るときは何時も曇りだったから珍しかった

レ「綺麗・・・」

月はちょうど三日月だった

レティは手を差し出して、降ってくる雪の感触を確かめる

レ「積もるかな」

そんな予想をしながら、久しぶりの幻想郷を飛んだ

・・・あちこち見てきたけど変わらないか

(つまんないなぁ・・・)


ふと気づくと太陽が山のふもとから出てきた
久々の日の光

(まぶしい・・・)

・・・ぁ


そうだ、チルノに会ってみよう

そう思い、チルノと初めて会った場所へ向かった

昨年の冬にチルノと出会った場所に来た。
さっき『朝』がきたばかりだから人影は無い

仕方なく私は雪のクッションに倒れこむ

レ「ふぅ・・・」

空を見上げる。
透き通った青空。
無垢で純粋な・・・空。


まるでチルノみたいだわ


自然に笑みが溢れた



それにしても、ここは居心地が良い
 ・・・思わず眠りそう

レ「ふぁ・・・」

欠伸をする
目を閉じて風を感じる。


「師匠、師匠ー!」

どこかで聞いた声

純粋な無垢なこの声


レ「・・・・・」

静かに目を開く

レ「チルノ・・・・?」

そういった瞬間、チルノに抱き締められた

レ「・・・ぇ、ぁ、あれ?」

起きたら突然抱き締められた。
あまりの出来事に驚く

レ「チルノ・・・?」

チ「あたい・・・・約束守った・・・」

すると、チルノは抱く体制から立ち上がる

チ「だからっ、弟子にしてくれる?」

ニイッとチルノは威張る




レ「いいわ」



退屈な冬はもう終わりなのかも。


チ「ししょー、何か教えてー」

・・・・・喋り方は変わらないわけで

レ「んじゃ・・・・・・・・・って何教えれば良いのよ」

チ「弾幕ごっこ!」

レ「仕方ないわね・・・・・・」

飽きれ顔の私は懐からスペルカードを取り出す
チルノはニヤニヤしながらスペルカードを出す

チ「次は負けないんだからっ!」

そうして、二人の弾幕ごっこが始まった


チ「また負けた・・・。」

あれから三回引き続け弾幕ごっこをした。
流石に『力』を使いすぎて疲れた。

チ「次は負けないんだから!」

レ「休憩っ!」

チルノがえーっ、と言いながら頬を膨らます。

まったく・・・どこにそんな力が・・・。


レ「ふぅ・・・」

力を抜いて雪の上に倒れる。
チルノも一緒に雪の上に倒れる


・・・・・


ふとチルノが私の胸に指をさして喋る

チ「そういや、レティが付けてる・・・・それ、なぁに?」

もう師匠とは呼ばないのね・・・
苦笑しながらも質問に答える

レ「これは氷の結晶で作られたブローチよ、寒気を操る私の力を増幅してくれるの」

チ「へぇー、かっこぃぃ!」
目を輝かせるチルノ

チ「貸しt 」
レ「駄目よ」

また頬を膨らませるチルノ

――そんなこんなで日が沈む頃。

レ「今日は疲れたわ・・・、また明日」

チ「ぇーっ、もう一回!」

レ「もう弾幕ごっこしてあげないわよ?」

チ「むー、仕方ないわ」

レ「さよなら、また会いましょ」

チ「じゃーね、レティ!」

そんな日々が毎日続いた。

楽しい日々。
彼女の笑顔を見ると私もつられて笑顔になる。

人はそれを『幸せ』というのかな

嫌なこともあったけど次の日には笑っていけた




・・・・・・・ぇ?なんでしんみりしてるかって?

私には分かる。

次の『春』が近いということを。

チルノにはまだいっていない。





――私は冬の妖怪で、春になったら消えるということを――






幼き結晶雪-Ⅱ- 終
  
なんだかんだでこうやって話を考えているうちにその登場キャラが大好きになっていきますね^^
ふぅ、次でとうとう幼き結晶雪は最終章に入ります 
微妙に期待していてくださいね!

    |ヽ,!   ,.. -''"´ ̄ "'' 、.,        
__,.ヘ ノ!/ |''7'"           `ヽ、.,__      
`ヽ.`Y | .i/  ,:' ,          <´       
  ハゝ、」_/  / / /!   !  / ,  ヽ.,>      
 ∠_,.イ-ヽ!. ,' ,' ./‐,'-、/! ハ ハ i ', ':,    
 / 7´i ハ.! ! 7i7''ァr、 レ' |/-!、! i __ヽ   呼んでくださっている方   
,:'イ´ ,' i | i k、レ`'、__ン    'ァr、!/! ハ! `  どうもありがとうございます!
  レ'i l|.  ! ', |'"       ヽソ7'レ'i       
   .|リ   ,'  ハト.、   、 _   ",ハ| ',       これからもちびちび東方のミニSSを
    ヽ、,/,.イ/_,! .!`' 、.,__,,.. イ / ',. ヽ.        書いていきたいと思います
     ',!>''"´ | !:`\,__「:.:レ'ゝ、. !   ':,        
    //   ヽ,!.:.:.:.:/ム;:.:.:! | `ヽ. ', i       
   rく二ヽ、.,_   i_/ i o `ヽ!!  _,ゝ、!/       いつかは挿絵付きのSSを書いてみたい
   /´:::`>ソ、_/  :  |   : Y´__,,..ヘ!       ですね^^;
  ,:'::::::ー-< `ヽハ   :  !o  : .!_,.ゝ:::::::':,    
  ヽ、:;_::::::::/7`ヽヘ  :  !   : .ト、::::::;;:ン     
      ̄`rヽ  ノ   ,' 〈o    :ハく! ̄         
       `'ァ-く  /  ハ     ,ゝ'          
         /:::/ヽ、___/::T::'、_,,.イヽ.         
      /::::::/:::::::::::::::::::!::::::::::::::';:::::':,       
     , ::'´::::::::/:::::::::::::::::::::!::::::::::::::::';:::::::ヽ
  1. 2008/06/29(日) 19:24:34|
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      幼き結晶 -Ⅰ-           

レティ(レ) リリー(リ) チルノ(チ)


リ「レティさん春ですよー!」
ああ、もうそんな時期だっけ? と欠伸をしながら話す
リ「だからその・・・・・・レティさん・・・」
春を告げる妖精、リリー・ホワイトが困った表情を浮かべる
レ「分かった分かった、消えるわよ」
レ「でも、今年の冬は短かったわね
リ「き、きっと来年の冬は長いですよ!」
フフッと私は微笑む
レ「それじゃ」
リ「はい」
そうしてリリーに手を振られているなか、私は雪の粉のように消えた。
・・・・・・・次の冬が待ち遠しい
私は冬が待ち遠しいなんて思ったことが無かった
冬がこれば目覚め、春になれば消える。
あるときはボーっとして、楽しいものが何も無かった

彼女と出会うまでは

彼女のおかげで私はこの循環から『楽しみ』を見つけることが出来た

≪二ヶ月前≫

私はいつものように大きな氷の塊の上に座って空を眺めていた
レ「今日は曇りか」
冬のほとんどは曇りだ。 だから空を眺めたって何時も曇りってことぐらい心の中では分かっていた

レ「・・・・・・・・・・・少し歩くかな」
独り言を言って私は白い地面に足跡をつける
昔は雪遊びが楽しかったがだんだん飽きてきた。

レ「何か無いかな・・・・・」
そう思ってあたりを見渡す
レ「・・・・・・・・ぁ」
みーつけた

チ「アンタの負けよ、次の試合するわよつ!」
妖精「チルノちゃん強いー、少し手加減しなよ」
妖精たちで雪合戦
みな、手加減しないチルノに負けては痛い思いをしていた
チ「あたいは最強なのよっ! 最強は手加減しないの!」
と威張るチルノ
「チルノちゃん、強く投げてくるから雪合戦やめるー」
要請の一人がつかれきった表情で話す
他の妖精も頷く

妖精1「んじゃ帰るー」
妖精2「私も」
妖精3「ぇ、ぁ、私もっ」
妖精4「また明日ー」
帰っていく妖精達
「よーし、次はみなでかかってきなさい!最強は負けないんだ・・・・・・・か、ら?」
さっきまでいた妖精達がいないことに気づくチルノ
皆かえっちゃった・・・・・・・・。
雪合戦で使った雪の壁に乗る
寺子屋の慧音先生がまた怒るのかな
「ぁー、雪合戦やりたいなー」
やはり楽しみたいという気持ちが強い

後ろから足音が聞こえる
レ「私と雪合戦してくれるかしら?」
チルノが振り返る
振り向いた瞬間、小さな雪の弾に当たった
フフッと笑う少女
チ「冷たっ!・・・・・・ ぁ、あんた・・・・誰?」
レ「教えて欲しいのかしら?」
そういうとチルノはいらいらしながら
チ「とっとと教えなさいよー!」
と話す
一方私は
レ「雪合戦で勝ったら教えてあげる」
と涼しい顔で話す
「最強のこのあたいに勝負なんていい度胸ね!」
そう言って一対一の雪合戦が始まった

チ「避けるなー!!」
そんなチルノは何個作ったかわからないくらいの量の雪だまを作っており
それを私に向かって何度も投げつける
無論、私はそれを避け続けている
チ「あたれーっ!!」
妖精の何処に力があるのかと言うほど、雪玉の勢いが強くなった
レ「名残惜しいけど終わりにしようかしら」
そういって懐に隠していた雪玉一つを手に持つ

そして相手に目掛け投げる
チ「うぐっ」
ちょうどチルノの顔面ど真ん中に雪玉が当たった
レ「大丈夫?」
私が話しかけると
チ「あたいが負けた・・・」
どうやらへこんでる様だ

ふとチルノが顔をあげる
チ「名前。・・・・名前は?」
レ「レティ。  レティ・ホワイトロックよ」
チ「私はチルノ!」
と威張る。
威張るとこじゃないんだけど・・・・
レ「よろしくねチルノ」
チ「レティ」
そういってチルノは私に指を差す
チ「次は負けないんだからっ!」
クスッと私が笑う
レ「頑張ってね」
チ「な、何がおかしいのよっ!」
レ「秘密よ秘密」
チ「教えなさきいっ!」

レ「・・・・ぁ」
チ「ん?」

空はもう夜だった

黒い空に飲み込まれないように白い雪も降ってきた

レ「雪が降ってきた・・・」
チ「仕方ない、レティ!明日勝負よ!」
レ「まぁ・・・暇だし、いいわ」
そういってチルノは手を振って帰っていった

レ「ふふ・・・・面白い妖精ね」


レ「ふぁ・・・・・」
目が覚める。
普段はまだ寝てる時間。
今日はチルノと遊ぶ。
だからかな、早く起きたのは

今日も太陽は出ていない
なのに少し暖かい気がする
レ「もう3月かぁ」
よく見たら雪の量が少ない

(冬も終わりね・・・・・)

昨日いた場所に着く
チ「おそーい!」
そこにはチルノの姿
もちろん遅刻してないんだけどなぁ
チ「きょ、今日こそ負けないんだからっ」
レ「頑張ってね」
チ「うん、がんばる!」
面白いわ、この娘
レ「んで何で勝負するのかしら?」
チルノが懐から札のようなものを出す
チ「弾幕ごっこよ!」
レ「ぁ、あなた妖精よね?」
吃驚した。
妖精でもスペルカードを使えるとは
チ「あたいは氷精よっ!」
まぁ、氷精でも妖精でも変わらないような・・・

チ「んじゃ準備はいい?」
コクリと私は頷く

二人同時にスペルカードを出した

チルノ「パーフェクトフリーズ!」
レティ「アンデュレイションレイ!」

チ「嘘・・・あたいの弾幕を避けるなんて」
唖然とするチルノ
レ「チルノの負けね」
ふふっと笑うレティ
レ「むやみに弾幕張っても当たらないわ、相手を見なさい」
チ「むー・・・」
私のアドバイスに混乱するチルノ
チ「・・・んじゃ」
チ「んじゃ、ぁ、あたいを弟子にして!」

レ「してください。・・・でしょ?」
チ「弟子にしてくださいっ!」
チルノは目を輝かせている。


レ「無理よ」
チ「そ、そんなぁ」

レ「仕方ない・・・だったら条件があるわ」
チ「ぇ?」
レ「弱いものには優しくすること。
  ・・・それが守れなかったら弟子にしてあげない」
チ「そ、それくらいあたいだって出来るわ!」
レ「次の冬」
レ「次の冬まで貴方が変わっていたら」

レ「その時は・・・・」

チ「弟子っ!」
チルノが割り込む

レ「楽しみにしてるわ」
そういって私は帰る。

レ「次の冬にまた会いましょう」
次の日、春を告げる妖精がやって来た
リ「レティさん、春でーす」
陽気に答える彼女。 私にとっては鬱の原因なのだけど
レ「はぁ・・・・今回の冬はもうちょっと満喫したかったなぁ」
リ「ぇ、ぁ、ごめんなさい・・・・」
困惑する春の妖精。

レ「まぁいいわ、今回の冬は面白い妖精に会えたし」
リ「はぁ・・・」
ふふっと笑う、私
レ「んじゃ、消えるわよ?」
リ「お願いします」


私の手が、段々雪になる

その雪の粉が風にさらわれる。

レ「次の冬にまた会いましょう」
そう言って妖怪は消えた

  幼き結晶雪-Ⅱ- に続く。


いかがだったでしょうか。  幼き結晶雪は3章あります 次回をお楽しみに!
できれば感想コメントなどをもらえるとたいへん嬉しいです
よろしくおねがいしまーす(ry
  1. 2008/06/28(土) 23:01:53|
  2. 東方ミニ小説(SS)
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     「花とお酒」      (幽香/紫)

幽香「・・・・・・・・・・・」

傘をクルクルまわしながら歩く、幻想郷最強の類の妖怪


風見 幽香


彼女はすることなしに歩いている

幽香「あら」

風が吹いた 
  それで、冬が近いことを悟る

幽香「ふ~ん」

しかし、彼女には関係ない 
   自由に生きる彼女に、四季は関係ない


幽香「・・・・・・・・・・・・・・・・・」

ふと、立ち止まる
  目を閉じる

そして、後ろを向き、ゆっくりと彼女は喋る

幽香「今日もまた、気まぐれかしら?」

?「そうかもね・・・・・・・・」

隙間から、こちらを眺めている妖怪  幻想郷の最高実力者の妖怪である
  他の類をみない・・・・・・・・・・・

八雲 紫

幽香「闘いに来たの?」

平然と聞く

紫「いいえ」

ニッコリと返す

幽香「じゃぁ、何かしら?  私じゃ貴方の目的を悟ることは出来ないわ」

幽香もニッコリ返す

紫「これよ」

スキマからひょっこりと、酒を出す

幽香「朝から酒なんて、ぐうたら妖怪と言われそうね」

紫「あら、嫌だったかしら」

幽香「いいえ、もらうわ」

紫が隙間からでて、幽香にコップを私、酒を入れる

一口飲む。  とても美味い

幽香「ねぇ、 くどいようだけど、もう一つ、質問していい?」

紫「何かしら?」

幽香「何で私と?」

紫が他に酒を共にするのは、幽香よりいる・・・・・・・・

博麗の巫女、亡霊の頂点、式神・・・・・・・・

幽香には、共に酒を飲む者は心当たりが無い

紫「報告」

幽香の質問に対し、即答で答える 
    しかし、その後に何も付け足さない

そのことから、聞かなければ答えないのだと、悟る

幽香「何の報告?」

紫「冬眠」

相変わらず、遠まわしな言い方だ     
    だから胡散臭いと言われるのだと 幽香は思った

幽香「その冬眠が、なぜ私と酒を飲もうとするの? 
    と言うか、冬眠って、もしかして貴方のこと?」

紫「ええ、しばらく顔を出さないわ・・・・・・・・」

解らない 
  この妖怪だけは理解出来ない

また一口飲む
   その味わいは、胸にしみた

「・・・・・・・・・・」

しばしの沈黙 
  普段は、あまり喋らない仲のうえに紫は聞かれたら喋るときた・・・・・・・・

幽香はため息を吐き、また飲む

幽香は、紫の言葉を脳裏に思い浮かべる  

―――こいつが、冬眠・・・・そう言えば・・・・・・・・何処で冬眠しているのかしら?

ふと、風が吹いた

―――――あ

幽香は何故か、自分は悲しい表情をしている事に気がついた

幽香「会えないのね・・・・・・・・・唯一つ・・・・・・・・・・・・妖怪の仲間でも」

紫「春になれば、会えるわ」

幽香「そうね・・・・・・・・」

幽香は空を見上げる
    最強の妖怪は人間に恐れられ・・・・・・・・・さらには同じ妖怪すら恐れられる

普通なら、孤独だろう

しかし、幽香は孤独と感じ無かった
   孤独とは、意識の問題でもある

自分が一人ぼっちとか感じなければ、孤独ではない

しかし、寂しいときもある

しかし、そんなときは何時も紫がやって来た

そのときは戦いに・・・・・・・・・・・・・

そのときは話し相手に・・・・・・・・・・


そのときはちょっかいを出されたり

美味い具合にコイツはやって来たんだな・・・・・・・・と幽香はため息を吐いた

紫「ため息一つで幸せが一つ逃げていくわよ」

珍しく 紫から喋りかけた

幽香「つきたい時は、ついてしまうわよ」

紫は瞳を閉じ、かすかに笑った

紫「春になったら、何して欲しい?」

幽香「そうね・・・・・・・・」

少し考える
   私の奴隷になれとかは、何故か言ってはだめなような気がした

幽香「やりあいましょうか・・・・・・・・」

紫「弾幕ごっこね・・・・・・・・・・・」

幽香「ええ・・・・・・・・あっ、それと貴方・・・・・・」

紫「何?」

幽香「お酒美味しいわ」

二人ともニッコリと笑う





          近くにあった花も笑う


             「花とお酒」 (終)
  1. 2008/06/27(金) 17:23:45|
  2. 東方ミニ小説(SS)
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色々と苦労した一日

今日はいつもより精神肉体的にボロ疲れしたので 簡単な文字記事で勘弁;;
まず学校では「アーク溶接」というものを1時間目から3時間目までやってたのですが・・・
鉄板になんとか棒ってのを溶かしくっ付けたあとに金槌みたいなものを叩く作業がありまして
その際に 叩いて出来た4mmくらいの破片がズボン(作業着(布))の上に乗っかってしまい・・・
火傷しました たった4mmの破片でも5000度はしているのでズボン焦げてた\(^o^)/
幸い軽い火傷ですみましたけど傷みは未だに引きませんね
みなさんも火・電気の取り扱いには注意を!
ちなみに溶接のさいにつかったのは火ではなくて電流でしたw
使用電圧は(120A)  ぱっとみると大した事なさそうですが 外国?での死刑のときに(電流を流す死刑)がありますが そのときに使う電力が(200A)とのことで・・・・

つまり死刑に使われる高圧電流を使用してるということなので いろんな意味でふざけていたら
高確率で死にますね 助かっても無事ではすまない と先生も本気で説明してた(゚д゚ )コワィ
 終

今日の夜 絵茶にてjijiさんが来た!(10日!?ぶり
どうやら病気らしく入院していたと。  病名が【横紋筋融解痆】とのこと
もしそのままにしていたら死んでしまうという・・・ええええええ!

これ聞いた後 jijiさんが無事回復したようでほんとうに嬉しかったですね!
 このままjijiさんになにもなく無事日々を過ごせれますようにお祈りしますっ
「退院おめでとうございますっ!!」

本当に良かったよ・・・ 冗談なしに。


今日の日記 (終)
絵とかなくて文章ばかりでごめんね>、<;
  1. 2008/06/26(木) 23:31:54|
  2. 東方Project
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軽く自己紹介

きつね

Author:きつね
職:高校1年生
属:かなりのドS
能力:小説を書く程度の能力
弱点:絵柄を固定できない程度の能力
好きな人物:小悪魔 幽香 地霊殿組

東方の小説をちまちま書いております^^

pixivやっています

最近では小説の文と文の間に挿絵とか
入れてみたいなぁ と考えていますが
自分の画力の無さに 完敗

まぁ、とりあえずネタが尽きるまで書き続けたいですね

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